少年少女の筋力トレーニングを考えていく上での注意

子供たちに対する筋力トレーニングは、特定の筋肉を鍛えるものだけに特化するのではなく、全身をまずは満遍なく鍛えられるものにすることが大切となります。よって、競技ごとに特化した筋肉を鍛えるトレーニングプログラムについては、子供がある程度の基本的な筋力をつけてから、ゆっくりと慎重に取り入れていくようにしましょう。中学生程度になれば、スポーツに焦点をあてた高いレベルのトレーニングを取り入れていくのもいいでしょう。
この際に重要になってくるのは、自分が行うトレーニングのプログラムを子供にしっかりと理解させ、興味を持たせるということになります。コーチや親が、子供にとって難しく、無理があるような内容を押し付けてしまうと、身体的にはこなすことができたとしても、納得していない限りは長期にわたって続けていくことが難しくなってしまいます。よって、子供たちとよくコミュニケーションをとり、プログラムの目的を一緒に考えていくことが大切です。そして、子供の個別的な成長や進歩に合わせて、トレーニングの内容や負荷、休憩時間、セット数、反復回数などを変えていくことによって、トレーニングで得られる成果を実りのあるものにすることができます。
そして、試合や競技会のあるスポーツについては、オフシーズンには総合的な筋力と筋肉の持久力の強化に重点をおくことや、プレシーズンには競技の特性に合わせたパワーを高めること、インシーズンには怪我の防止に努めるなどといったシーズンごとの工夫が必要です。